2014年4月22日星期二

伸び盛りの社会主義国の難しさ

そうしたニーズに応えるため、ベトナムイオンではいくつかの取り組みを行っている。たとえば、飲食エリアに6000平方メートルが割かれている。ベトナム 人は食費、特に外食に割くウエイトが大きい。さらに親日家が多いこともあり、日本食の店も充実させた。これまでは日本食を知っていても、場所や価格などの 理由から味わったことがなかった客にも、気軽に楽しめるようにした。

 ベトナムの人たちにとって、「日本の製品はよいものだ」と長い歴史の中で刷り込まれているという。それは冒頭のバイクしかり、家電製品しかり。特に高い 耐久性を実現する技術に対する信頼性は高い。街はホンダのバイクやトヨタのクルマばかり目につく。このほかにもロートの目薬、味の素やエースコックの食品 などが現地の生活に定着しているという。

 しかし最近では、ほかの国の外資系ブランドとの戦いにさらされることが多いという。イオンが属する小売業界では、ロッテのような韓国系やシンガポール系 企業とバッティングすることも。まだ欧米系の企業は参入しようとしてきてはいないというが、今後、間違いなく競争が過激になってくるだろう。

 また、社会主義国ならではの苦労もあるという。役所との間で独特の手続きがあり、審査でお伺いを立てなければならない関係者が多い。手続きの間で恣意的 なところも多く、過去と現在、もしくは人によっても話が違ったりすることも。「民主主義の経済合理性よりも、人のつながりに偏重することもあり」(濱 氏)、キーパーソンにたどり着かないと時間をロスすることもあるのだとか。

 さらに、「総合」スーパーならではの難しさもある。日本では各分野の「専門」店など、ほかの業態から客を奪われていった歴史がある。この傾向はアジアで も、さらにより速いスピードで進行していくと考えられており、戦略の構築など日本よりも数倍速い対応を行っていかなくてはならないそうだ。タオバオ代行

2014年4月16日星期三

阪神・北條

聖地が特別な力を与えるのか‐。阪神・北條が七回、今季1号の左越えソロ本塁打を放った。甲子園での本塁打はプロでは初。2安打2打点の活躍で、堂々と聖地の主役を演じた。

 オセゲラの137キロ直球を捉えると、歓声とともに舞い上がった打球は、左翼席最前列に着弾した。「入るとは思わなかった。でも気持ちよかった」。

 甲子園弾は光星学院3年夏以来だ。12年8月22日、準決勝・東海大甲府戦では2打席連続でバックスクリーンへ放り込んだ。601日ぶりに思い出の球場にアーチをかけた。

 平田2軍監督が「甲子園に来るとすごいね」と驚くのも無理はない。この試合の前まで、打率は・129だった。それが、二回の先制適時打を含む2安打2打点。1年目の昨季も甲子園初戦では、プロ初適時打、初マルチ安打を記録。“申し子”と呼んでもおかしくない活躍ぶりだ。

 球団関係者のはからいで、今季から登場曲がひげダンスのテーマになった。「恥ずかしかった」と振り返ったが、曲と甲子園の相乗効果は絶大だ。タオバオ